アテのフィリピン語の意味についてわかりやすく説明します。

アテのフィリピン語の意味について


フィリピンにいると至るところで聞こえるのが、「アテ(ate)」という言葉。見知らぬ人に声を掛けるとき、姉妹を呼ぶときなんかにも、「アテー!!」と呼ぶ声が聞こえてきます。

今日はそんな”アテ”の意味についてフィリピン人の夫に説明してもらいましたので、みなさんにもシェアしていきたいと思います。

フィリピン語の”アテ”の意味とは?

”アテ(ate)”とは、女性を呼ぶときの丁寧な呼称です。”アテ”を使う相手は、両者の関係性によって異なりますが、基本的には自分より年上の女性に対してアテをつけて呼びます。

人を呼ぶときに、「おい!そこの!」というと失礼ですよね。そういう時に「アテ!」と声がけすると、「お姉さんー!」という感じで相手をリスペクトした印象になります。

また名前を知っている女性に対して、名前だけで呼ぶとカジュアルな印象になりますが、名前の前にアテをつけることで相手を敬った言い方ができます。例えばナンシーさんの場合、「ナンシー!」と呼ぶのと「アテナンシー」と呼ぶのでは、相手が受ける印象が違います。

「ナンシー!」と呼ぶとフレンドリーな感じがあり、両者の間に年の差がある場合失礼にあたる場合があります。一方「アテナンシー」とアテをつけた場合は”ナンシーさん”、”ナンシーお姉さん”という感じで相手を敬っていますという気持ちを伝えることができます。

両者の関係性とアテの使い分け

  • 家族など身内の場合

親族に対しては、年齢的な上下関係が明確なので自分より年上の女性に限ってアテを使います。例えば自分のお姉さんは「アテ」と呼べますが、妹は年下なので「アテ」とは呼びません。

  • 友人や知人の場合

名前を知っている友人知人に関しても、自分より相手が年上の場合「アテ」を使います。相手の名前を呼ぶときは常にアテ〇〇と名前の前にアテをつけるようにして呼びます。

  • 知らない人、他人の場合

レストランのウェイトレスや通りすがりの人など、名前さえ知らないような人を呼ぶときは、相手の年齢に関係なく「アテ」と呼ぶことができます。この場合は「○○さん」というより「お姉さん〜」と呼んでいる感覚になります。

アテは相手に対して失礼のない呼び方

子供など明らかに自分より年下の人にもアテを使うこともあります。先ほどのルールからすると例外ではないかと思うかもしれませんが、知り合いの子供に対して「ナオミ」と呼んでもいいですが、そこにアテをつけて「アテナオミ」と呼ぶと「ナオミさん」という感じで丁寧な印象を与えることができます。

また、あなたが50歳の男性で20歳くらいのウェイトレスを呼び止めるときに「アテ」と呼んでも間違いではありません。その男性にとってウェイトレスは名前も知らない他人であり、「すみません、お姉さんー!(注文いいですかー)」という感じで呼び止めている形になります。

このように年下の人を「アテ」と呼んだからといって失礼には当たりません。アテは相手をリスペクトした呼び方なので、「ヘイ!そこのウェイトレス!」と呼ぶのではなく、「アテ」と呼んであげることで相手も気持ち良くあなたに接することができます。

男性やゲイの人を呼ぶ場合

女性に対してアテ(ate)を使うのに対して、男性に対してはクヤ(kuya)を使います。クヤの使い方やルールはアテと同様で、違いは性別の対象が男性であるというだけです。

またゲイやトムボーイ(おなべ)の人に対しては、クヤでもアテでもどちらでも良いそうです。フィリピン人の夫によると、なんとなく見た目の雰囲気から判断すると良いとのことでした。

さいごに

アテという呼称の使い方について説明しましたが、実際は相手との関係性によって使ったり使わなかったり様々です。年上の友人でも近しい人にはアテを使わずに名前だけで呼んだり、ニックネームで呼ぶケースもあります。

この国はフィリピンです。四角四面にとらえずに、臨機応変にアテを使ってみてくださいね。

この記事が皆さんのお役に立てたなら光栄です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

アテのフィリピン語の意味について

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です