お腹を痛めた経験をしないと母性が生まれない、せっかくの出産の機会だから、痛みを経験しないと。
私が無痛分娩を選択した時に、身内を始め何人かの方にそう言われました。
しかし私は迷うことなく無痛分娩を選択しました。
自分の体に負担が少ない方法を選ぶことが、子供を愛せない理由になると私には思えなかったからです。
お腹を痛めて産むべき!?
お腹を痛めて産むから、子供を愛おしく思える。
私はこの発想にある条件付きの愛に疑問を感じます。まるで出産が痛くなかったら、子供を可愛いと思えないようで。
痛いから子供が愛しいのではなく、痛くても痛くなくても子供は可愛い。
これが無条件の愛だと思うんです。
痛いかどうかは母体の問題であって、分娩方法は子供に対する愛情に影響を与えない。
私はそう考えているので、帝王切開だろうが無痛分娩だろうが出産するお母さんが好きに選んだらいいと思っています。
そもそも痛みを受けるのは私
痛めて産んだ方がいいよ〜と言う人は、おそらく普通分娩で産んだんだと思います。
その人の人生の中でそれは素晴らしい経験になったから、私にも痛みを味わうことを勧めてくれるのかもしれない。
でも実際子供を産むのは私なので、私は自分の考えを貫くことにしました。
昔は無痛分娩なんて方法は一般的ではなかったかもしれない。
でも日本を飛び越えて世界をみてみると、無痛分娩を選択する人の割合が多い国だってある。
それでもその子供たちは、お母さんからたっぷりと愛情を受けて成長している。
他のお母さんたちと同様に、たとえ痛みを感じない出産であっても、私はこれから迎える我が子のことをとても楽しみにしています。
いろんな出産があっていい
妊娠中はいろんな人たちからアドバイスを受けると思いますが、私は私、あなたはあなたという区別をしっかり持って、自分の出産は自分で責任を持つスタンスでいるのが大切だと思っています。
たとえ誰かに何か言われようと、私はあまり気にしません。
自分で情報を集め、自分で納得のいく結論を出しているからです。
もちろん夫にも意見を求めることはありますが、夫も私が産むんだから産む人が決めたらいいと言ってくれます。
痛みを伴わない出産は甘えだと言われても、そういう意見もあるよねと思うくらいです。
痛みを経験したい人はそうすればいいし、痛みを避けたい人は避ければいい。
みんなそれぞれ自由に望むスタイルを選択すればいい。
私はそう思います。
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