私たちはフィリピン人と日本人のカップルです。今は結婚して一緒に暮らしていますが、結婚前はしばらく遠距離恋愛を続けていました。ただの遠距離恋愛ではなく国を跨いだ国際遠距離恋愛なので、直接会いに行くにはそれなりのエネルギーがいります。
私は2週間毎にフィリピンにいる彼に会いに行っていたので、一般的に遠距離恋愛をされている人たちに比べ会える頻度は多かったかもしれません。しかし国が違う、距離が離れているという中で、関係を保つために私たちは頻繁に連絡を取り合っていました。
私たちの連絡頻度について
私たちは基本毎日メールをしていました。Facebookのメッセンジャーを使って欠かさずコンタクトを取り続けていました。しかし国際遠距離恋愛をしていた当時、彼はスマホを持っていませんでした。そのため暇さえあれば友人知人に5分から10分スマホを貸してもらい、私にメールを返してくれていました。
スマホを持っていないのは知っていたので、正直こんなに毎日連絡をくれるなんて正直私にとって驚きでした。でも彼も離れているからこそ連絡だけは続けたいという意思があったようで、仕事の合間を縫って日夜関係なく連絡をしてくれました。
また、ビデオ通話は週に1、2度行っていました。私があまり通話が好きではないのもあって回数は少なめでしたが、彼の方はビデオ通話に抵抗はなかったようで、できればもっと沢山ビデオ通話をしたかったようです。
ちょっと困ったフィリピン事情
私たちはメールにせよビデオ電話にせよ、Facebookのメッセンジャーを利用していました。そのためwifiがきちんと飛んでいるという条件は欠かせませんでした。フィリピンにももちろんwifiは飛んでいますが、彼が住んでいたエリアは常にwifiが不安定でした。また、月に数回は停電が起こります。停電からの復旧はその時によりますが、ひどい時は数日続くこともあります。
このようにお互いが連絡を取り合う意思を持っていても、環境がそれを阻むことも度々ありました。そういう時は当然ビデオ電話もできません。そのため私たちは複数の方法を同時に使いながら、その穴を埋めていました。
ビデオ電話ができない時は、自分が独り言のように喋っている様子をビデオに撮って送りあっていましたし、通信や停電の問題に備えてメールでのやり取りの他に、手紙も定期的に送っていました。
数打ち当たれじゃないですが、とりあえず送っておけば、どれかにはたどり着けるだろうという考えで、自分たちにとって可能な限りを尽くしてコンタクトを取り続けていました。
国際遠距離恋愛をしている人へ
国際遠距離恋愛をしていると、なかなか会いにいけないことから切ない気持ちになるかもしれません。私たちも国際遠距離恋愛を経て結婚し、今は日本で一緒に暮らしていますが、遠距離恋愛をしていた頃を思うと懐かしい気持ちになります。夫とも時々その当時の話をしたりもしますが、夫がいろんな人にスマホを借りまくって連絡をしてくれていたことは今でも笑い話になっています。
遠距離をしている最中はとても長く感じられるかもしれませんが、過ぎてしまうとあっという間です。
遠距離の時には遠距離にしかできない体験があります。相手に想いを馳せながら自国で待ち続けるワクワクは離れているからこそ可能になるのです。ぜひ今にしかできない経験を大切に、楽しみながら愛を育んでいってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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