我が子が生まれて3ヶ月ほど経った頃でしょうか。フィリピン人の夫の母と電話で話す機会がありました。会話の中で義理の母から「ところでいつベビーにピアスを開けるの?」という質問が飛んできました。
赤ちゃんにピアスを開けるの?と聞いた時はビックリしましたが、よく考えたらフィリピンの女の子たちは小さい子でもピアスを付けていたことを思い出しました。
義理の母には検討中です〜と答えましたが、電話を切った後にフィリピン人の夫とピアス会議となりました。
どうしてフィリピンでは赤ちゃんにピアスを開けるの?
フィリピンの女の子は生まれて間もない頃に、ピアスを開けるそうです。赤ちゃんの時期に開ける理由を聞くと、ピアスがあると女の子とわかるからだそうです。小さい頃、特に赤ちゃんの時期は性別の見分けがつきにくいですよね。だからピアスを付けて女の子だと示すのだそうです。
中には、赤ちゃんのうちに開けておくと痛くなくていいからという人もいました。風習として根付いているため、フィリピンの人も特に抵抗もなく赤ちゃんにピアスを開けるそうです。開け方も至ってシンプル。ファーストピアスをいきなり入れるか、縫い針で穴を開けるというフィリピンらしいやり方です。
日本では皮膚科や美容外科などでピアスの穴開けをやっていますが、フィリピンではピアスの穴開けくらいで病院には行きません。赤ちゃんのお母さんがブスッと開けるそうです。
スペインの影響を受けている?
フィリピンはスペインの植民地だった時代があるので、スペインからこの風習が流れてきたのかもしれません。スペインでも生まれてすぐ赤ちゃんにピアスをします。男女の性別をはっきりさせるほか、ピアスをつけることで魔除けになるとも考えられているそうです。
ハーフの赤ちゃんはピアスを開けるべき?
私たちの赤ちゃんはフィリピンと日本のハーフです。夫は開けても開けなくてもどっちでも〜という感じでしたが、私個人としては本人の意思を尊重したいなと思ったので、赤ちゃんの時期にピアスを開けることはやめました。いずれ大きくなって本人が開けたいと言い出したら開けるかもしれませんが、とりあえず今は何もしないでおこうと思います。
男の子に間違われることもありますが、それもご愛嬌。なるべく女の子らしい洋服を着せて、ピアスの代わりにしようと思います。
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