日本人の中には、メイクを毎日するのは常識っていう考えがあると思う。私も実際そう思っていました。でも今は、すっかりノーメイクな毎日です。
メイクは毎日すべきもの?
メイクをするのは義務であって、外に出るときは欠かさずメイクをしなければならない。私もそれが当たり前だと思っていたし、面倒でもそれを続けていました。
実際に日本で歩いていると大半の人がメイクをしているし、メイクをしないのはタブーのように感じる側面もありました。でもある日、ふと自分の人生なのに、しなければならないという理由でメイクをするのは違うんじゃないかと思いました。
メイクをしたいと思ってするのではなく、仕方なくそれが常識とされているからする。その姿勢に抵抗を感じ、毎日メイクをやめることにしました。
今ではほとんどメイクをする日はなく、仕事で人に会う日やイベントやパーティーの時ぐらい。それ以外の日は、基本日焼け止めだけです。
メイクをしなくなって随分楽になったし、さらに効率的に時間を使えるようになりました。
脱メイクの鍵はアメリカ人の思想にあった
私が毎日メイクをすることに疑問を持つようになったのは、アメリカにいるときでした。アメリカ人の友達は、普段一切メイクをしません。日焼け止めすら塗りません。でもパーティーの場では、ばっちりメイクに仕上げてきます。
アメリカ人はTPOを大切にすると言われてるけど、まさに状況によってメイクが必要ならするし、必要ないならしない。それがはっきりしていました。
それを見たときに、メイクをするかしないかって自分で決めていいんだってことに気づきました。それまでは絶対しなければいけないものと思っていたので、一切メイクをしなくていいという考えは、私にとって盲点でした。
また、私にとってメイクをしていない顔は完成されていない顔という概念がありましたが、アメリカ人の友達は、「すっぴんでいるのは自然なことで、メイクは欠落を埋めるためのものではない」というのです。
それを聞いてなるほどなと。メイクは足りないものを補うものではなく、すでにパーフェクトな顔をより見栄えよく見せるためのものなんだ!そんな発見があって以来、私のメイクとの関わり方が大きく変わりました。
メイクしないとモテない?
いつもメイクをしていないと、素敵な人に出会ったときに恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。確かにココシャネルも “女性が少しも身なりを整えずに街へ出てはだめよ。その日、運命の人と出会うかもしれないじゃない。だからできるだけ可愛くあるべきだわ”と言っていました。
でも実際、私もすっぴんでニューヨークの街を歩いていたのですが、男性からよく声をかけられました。すっぴんで短パンとTシャツという出立ち、そしてスケボーでスイスイ移動するのが私のスタイルでしたが、それでもウォールストリートなどを徘徊していると、色んな方がデートに誘ってくるのです。
自分の中では『え?スッピンだけど?』って感じだったけど、相手はそんなことお構いなし。
日本人の男性はどうかわかりませんが、この経験から外国の人にとって相手がメイクしているかどうかって重要ではないんだなということがわかりました。
メイクは義務でなく選択
かつての私のように義務感でメイクをしていた人は、その習慣を手放してみるといいと思います。最初は恥ずかしさを感じるかもしれませんが、毎日すっぴんでいると慣れてきて、すっぴんでどこにでも出かけられるようになります。
とくに今はコロナでマスクをしているので、さらにすっぴんでいることは楽だと思います。私は強い光が苦手なので、サングラスをしていることが多いのですが、マスクにサングラスをしていたら、もうほとんどメイクは無意味になってきます。
毎日メイクをやめてよかったなと思ったことは、義務感からの解放です。主導権を取り戻したというか、メイクに対しても本来の正しい選択ができるようになった気がして、清々しい気持ちになりました。
みなさんもぜひ毎日メイクを卒業したいと思っている人は、マスク時代をチャンスに行動に移してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す