フィリピン人が日本で生活するには日本語は必要不可欠。フィリピン人は英語ができる人が多いですが、受け手側である日本人が英語ができる人が少ない。英語ができる人が増えてきたとはいえ、やはり仕事となると日本語ができないと厳しい。
フィリピン人の夫も日本で暮らし始めてかれこれ一年が経ちましたが、やはり言葉の面で不都合を感じることが多かった印象です。夫自身もやはり日本語はきちんと覚えたいということで、色んな教材を試してみました。
その中ですごいよかったよ!という日本語教材がいくつかあるので、皆さんにもシェアしていきたいと思います。
目次
オススメの日本語教材その1【テキスト】
旅の指さし会話帳14フィリピン
この本はタガログ語を覚えたい日本人向けに出されている本ですが、日本語を覚えたいフィリピン人にも役に立ちます。日常で使う単語をタガログ語と日本語訳のセットでまとめてあり、挿絵も豊富なのでとてもわかりやすい。フィリピン人の夫は電車移動の時などは必ずこの本を持って、ひたすら単語を覚えていました。
みんなの日本語
日本語を覚えるならとりあえずこの一冊。日本語学校など日本語を指導しているところは、大概この本をベースに学習を進めています。それくらいとても権威のある教材なので、これを抑えておけば間違い無いです。全て日本語で書かれているものと英語訳があるバージョンがあるので、購入するときは注意が必要。日本語を全くわからない状態から進めるのであれば、英語訳が載っているものがいいかもしれません。
オススメの日本語教材その2【アプリ】
たのしい!ひらがな たのしい!カタカナ
ひらがなとカタカナを覚える時はこのアプリがあれば十分。ひらがなやカタカナをなぞって筆順を覚えたり、あいうえおの簡単な記憶力ゲームがあったりと、構成はシンプルながらよくできているアプリです。読む、書く、聞くがこのアプリで完結するので、遊びながら身につけることができます。
nemo タガログ語
タガログ語の単語を読み上げてくれるアプリ。タガログ語を覚えたい日本人向けのアプリですが、タガログ語の単語の前に日本語訳を読み上げてくれるので、日本語を覚えたいフィリピン人にも最適。私たちは移動の時などにこのアプリを再生して、私はタガログ語、夫は日本語を一緒に勉強しています。
オススメの日本語教材その3【ネットフリックス】
スラムダンク
フィリピン人に親しみ深い漫画スラムダンク。バスケが浸透しているフィリピンでは、子供から大人までその人気は絶大。もちろんそのストーリーも知っている人が多いので、楽しみながら日本語を学習する手段として打って付け。ネットフリックスではスラムダンクが101話も観れるので、じっくりスラムダンクの世界に浸りながら、日本語に親しむことができます。
私の夫はあえて字幕を出さないで、日本語だけ聞いてストーリーを追っていました。すでにストーリーを知っているからこそ、話がわからない苦痛もなく、日本語を覚える方に集中できたそうです。
オススメの日本語教材その4【Coursera】
Coursera(コーセラ)はスタンフォードやイェール大学をはじめとする世界の有名大学の授業を受けられるサイト。スマホとネット環境があれば、すぐにでも大学の講義を受講可能で、一講義につき7日間は無料で受けられます。
つまり7日以内に終わらせれば実質無料で学べるのです。授業は全てアプリの中で完結できるので教材を持ち歩く必要もないし、いつでも好きなタイミングで受講することができます。
現在は東京大学やセントピーターバーグ大学が日本語の授業をいくつか公開しており、修了証が欲しければ有料で発行してもらえます。
詳しくはこちら。
さいごに
タガログ語で書かれた日本語教材がないため、基本的にはフィリピン人は英語で書かれた教材を使っていくパターンになると思います。しかし私の夫のように英語もそんなに得意でないという人は、日本人のために書かれたタガログ語教材がオススメ。文法は仕方ないにしても単語を覚えるくらいなら、ある程度はそれらを活用することができます。
またタガログ語教材であれば、私たちのようにタガログ語を覚えたい日本人と日本語を覚えたいフィリピン人が一緒に学習することができます。言語学習は楽しんでやるのが一番なので、皆さんもぜひここで紹介した方法を使って日本語を身につけてくださいね。
この記事が皆さんのお役に立てたなら光栄です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す