子供と過ごすには東京は苦労が多かった
私たちが東京から地方への移住を検討し始めたのは、娘を出産した頃でした。夫婦二人で暮らしていた時は、東京という街が暮らすのにはベストだと思っていたのに、子供を持ったとたん、この街が窮屈に感じられました。
動き回る子供を見るだけでも一苦労なのに、人が多いために他者にも常に気を遣う必要がある。また、子供をどこに連れていっても人混みが多く、外に出るだけで疲弊してしまう。
せっかく自分たちの元に生まれてきた我が子に惜しみなくエネルギーを注ごうと思っても、ただ移動するだけでそのエネルギーを消費してしまう。
子供に色んな体験をさせることが将来生きる上での血肉になることがわかっても、自分たちのエネルギーの限界を考慮しなければいけない。長野にぶどう狩りに行こうと思っても、成田空港までのアクセスを含めたその後の工程を想像しただけで尻込みしてしまう私たちがいました。
そんなとき、私の両親が福岡への引っ越しを検討しているとのことで、福岡というキーワードが私たちの世界に入ってきました。
福岡が私たちの問題を解決してくれるかも
福岡について調べてみると、それなりに栄えているのに、海も山も近くにあるということがわかりました。
実際に福岡に足を運んでみても、そのアクセスの良さは実感でき、さらにはコンパクトシティながら十分にコンテンツを有していることもわかりました。
また、栄えている街とはいえ東京ほどの混雑はなく、子供と一緒に地下鉄を利用しても人混みで大変という感覚はありませんでした。
子供を育てようとするときに、どうしても子供の幸せだけを考えてしまいがちですが、親にとっても幸せかという視点を忘れてはいけません。
親にとっても容易であり、子供も目一杯楽しめる。福岡はまさに、それを実現してくれる場所でした。
さらに教育環境も十分にある
私たちの場合は、夫がフィリピン人ということもありインターナショナルな環境があるかどうかという点も考慮しました。娘はまだ1才でしたが、移住するとなるとその先の教育についても考えておく必要があります。
しかしありがたいことに、福岡にはインターナショナルスクールや外国人の講師で運営されているプリスクールなども選べるほどあったので、迷わず移住を決心することができました。
また図書館や博物館、美術館なども特定の地域に集中しているため、足を運びやすい。東京であれば、上野や六本木などそれぞれ違うエリアに点在していたりしますが、福岡の場合はまとまって存在してるので、子供を連れていく側にとってもありがたい。
たしかに東京には福岡以上にそのようなコンテンツがあるかもしれませんが、実際にそこに子供を連れて行けるかどうかは別の話です。
アクセスが容易なら美術館でも博物館でも気軽に子供を連れて行けるので、そっちの方が子供の経験値は高まっていくはずです。
福岡移住は親もハッピー子もハッピーを実現
福岡に移住して半年が経とうとしていますが、東京にいたときに比べて圧倒的に娘は様々な場所で色んなことを経験しています。私たち親も東京では外に出るのも億劫だったのに、福岡ではアクティブに動き回ることができています。
どうして私たちは東京にしがみついていたのだろう。
イケダハヤトさんは『まだ東京で消耗しているの?』という問いを立てていましたが、福岡に来て、いかに自分たちが消耗していたかを痛感させられました。
「福岡に来て本当に良かった!」相変わらず私たちは福岡にいる幸せを噛み締めています。
福岡移住のすべてがここに
私たちの福岡移住で実際に辿ってきた道筋を『よかばい、福岡移住』という本にまとめてみました。地方に移住したいと思っている方は、この本を読んでその一歩を踏み出してみてください。
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