都内に住んでいると、どうしても避けられないのが満員電車。「乗車率200%ってどういうこと?」と言いたくなるほど、ギュウギュウに混み合う車内。それを『辛い』と感じるのは当たり前かもしれません。
満員電車は辛すぎるもの
仕事に行くためにどうしても乗らなければいけない満員電車。辛いという気持ちを抱えている人は、この記事を読んでいるあなただけではありません。満員電車というキーワードで検索すると、『嫌だ』、『辛い』、『乗りたくない』などのネガティブなワードばかりが出てくるのも当然で、みんな同じように辛いなと思いながら、今日も電車に乗っているのです。
実際にわたしも東京に住んでいる頃は満員電車に乗っていました。新宿で働いていた頃は、通勤ラッシュに飲まれながら毎日往復していました。そのときはまだ20代前半で体力もあったので、辛いと思いつつも満員電車に耐えることができました。
しかし、結婚して子供が生まれてからは、満員電車に耐えるという領域を超えて、乗れないという状況が増えていきました。それでも満員電車に乗らざるおえないときは、赤ちゃんを抱いたわたしを前から夫がガードするという体制を取っていましたが、それはそれでしんどいものでした。
満員電車から解放されるには?
仕事や学校に行くことを目的としていたら、会社や学校の近くに住むという方法で解決できたかもしれません。しかしわたしの場合は、赤ちゃんがいて、赤ちゃんを病院に連れていったり、お出かけしたりするときに乗るのが目的でした。
通勤ラッシュの時間を避けていても、毎回必ず避けられるわけではありませんし、通勤ラッシュの時間以外にも混み合う場合もあります。
それでもしばらくは頑張って電車で移動していましたが、赤ちゃんが1才を迎えたころ、ついに私たちは満員電車に乗ることをやめました。
諸々の事情で車を運転できない私たち(わたしは運転が下手すぎる、夫はライセンスの更新に国に戻る必要あり)が取れる選択肢はただ一つ。それは地方への移住でした。
満員電車という概念のない地域への移住。それによって満員電車に乗る生活から解放されることができました。
満員電車のない生活がここに
私たちは移住先として福岡を選びました。福岡は都会と田舎のバランスが取れた街で、東京からやってきた私たちにも住みやすい場所でした(詳しくは『よかばい、福岡移住』という本にまとめています)。
福岡に満員電車が全くないかといったら嘘になりますが、東京とは比べものにならないほど満員になる電車は限られています。ラッシュの時間帯でも毎回電車が混んでいるかといったらそうでもなく、二本も電車を見送れば、それなりに余裕がある電車がやってきます。
東京では混んでいるのが当たり前だったので、電車に乗るときはベビーカーの使用を控えていましたが、福岡ではベビーカーで乗車するための十分な余裕があります。そのため福岡ではベビーカーでお出かけする機会がぐーんと増えました。
今では赤ちゃんと一緒に電車に乗ることも苦ではありません。そのおかげで、美術館や科学館、コンサートホールなど、気軽に赤ちゃんとお出かけできるようになりました。
『なんで私たちはあんなに我慢していたのだろう』
『なんでもっと早く福岡に移住しなかったんだろう』
今となっては、すぐに行動を起こさなかった自分たちが悔やまれます。
みなさんの中にも辛いという気持ちがあるならば、自分の気持ちを尊重して、満員電車に乗らなくても済むような状況を自分のために作ってあげてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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